鎌倉の観光ピーク時は正午から夕方にかけて集中する。駅のホームから溢れる人波、道路の渋滞。せっかくの休日を人混みのストレスで台無しにしない秘訣は、ズバリ「早朝のスタート」にある。鎌倉市観光協会が推進する分散型観光の考え方は、今やスマートな旅行者の新常識となった。
おすすめは、午前8時前後に藤沢方面から乗車するルートだ。小田急電鉄株式会社が提供する周遊パスを組み合わせれば、都心からのアクセスもスムーズ。早朝の七里ヶ浜沿いは人影もまばらで、澄んだ空気と静かな波音が心地よい。朝オープンしている沿線カフェで海を眺めながら朝食をとる体験は、日中の混雑時には味わえない格別な贅沢だ。地域全体の観光業にとっても、特定の時間帯への集中緩和は大きな意味を持っている。