蒲田といえば、かつて松竹撮影所があり「キネマの街」として栄えた歴史と、東急プラザ蒲田の屋上観覧車に代表されるノスタルジーが息づく街だ。2026年の新規オープン店舗では、この昭和の遺産をデザインとして大胆に取り入れる動きが目立つ。
ネオンサインやミッドセンチュリーの家具を配した店内、昭和風の固めプリンをエスプレッソのアフォガート風にアレンジしたスイーツなど、古さと新しさを融合させた「レトロフューチャー」なアプローチが若者世代の心を掴んで離さない。かつて映画監督や役者たちが議論を交わした純喫茶のアトモスフィアは、形を変えて現代のクリエイターたちの創作拠点へと受け継がれている。