ドラマーとして頂点を極めつつあった彼が、俳優として世間に決定的な衝撃を与えたのが2009年公開の映画『クローズZERO II』です。ライバル校・鳳仙学園のトップである鳴海大我役を演じ、白の学ランに長髪オールバックという出で立ちで登場した瞬間、スクリーン全体の空気を一変させました。
現場関係者が「立っているだけで漂う殺気と美しさが、CGや演出を超えていた」と証言するように、拳を交えるアクションシーンの切れ味と冷徹なカリスマ性は、同作屈指の名場面として今なお語り継がれています。
さらに同年、フジテレビ系月9ドラマ『ブザー・ビート〜崖っぷちのヒーロー〜』では、プロバスケットボールチームのライバル選手・代々木廉役を熱演。主人公の恋路を阻む冷酷でセクシーなヒール役を見事に演じきり、「悪役なのに色気が凄すぎて憎めない」「画面に映るたびに目が釘付けになる」と、女性層を中心に爆発的な支持を獲得しました。
彫りの深い骨格、憂いを帯びた瞳、そして低音のハスキーボイスという金子ノブアキがイケメンと呼ばれる理由のすべてが、この時期に完全に開花したと言えます。