光があれば影もある。ホテル暮らしが万能のライフスタイルかと言えば、決してそうではない。最も多くの人が直面するのが「住民票」の問題だ。長期滞在であっても、ホテルの住所に住民票を置くことは原則として難しく、実家やシェアオフィスなどの住所を借りるケースが多い。
また、プライベートな空間の狭さも無視できない。いくら清掃が行き届いていても、ビジネスホテルの客室は基本的に狭い。キッチンがないため外食が増え、結果として食費がかさんで健康管理が難しくなるという声もある。何より、毎日異なる観光客が出入りするロビーを通るたび、ふと「自分の本当の居場所はどこなのか」という孤独感に襲われる瞬間があるという。