ステージの上に立つ郷ひろみを見れば、疑惑の議論など吹き飛んでしまう。代表曲『2億4千万の瞳 -エキゾチック・ジャパン』で見せるキレのあるステップと、突き抜けるようなハイトーンボイス。激しいダンスをこなしながらブレることのない歌唱力は、並大抵のトレーニングで維持できるものではない。
長年所属するソニー・ミュージックエンタテインメントの制作現場でも、彼のプロ意識は伝説として語り継がれている。毎年年末の『NHK紅白歌合戦』をはじめとする大型音楽番組でのパフォーマンスは、単なる懐古趣味ではなく、常に現在進行形のエンターテインメントとしてNHKの画面を彩る。ステージでのあの俊敏な動きと発声があるからこそ、顔立ちの若々しさにも圧倒的な説得力が宿るのだ。