酸性湖はなぜ青く美しいのに魚が棲めない?コバルトブルーに隠された衝撃の真相

酸性湖はなぜ青く美しいのに魚が棲めない?コバルトブルーに隠された衝撃の真相

酸性湖はなぜ青く美しいのに魚が棲めない?コバルトブルーに隠された衝撃の真相の真相や最新動向に迫る! わかりやすい言葉でご紹介しています。

Q1:酸性湖の水に手を入れたり、誤って泳いでしまったらどうなりますか?
A1:酸性度によって影響は大きく異なります。pH 3〜4前後の湖(宇曽利山湖など)であれば短時間触れる程度ですぐに皮膚がただれることは稀ですが、傷口があれば激痛が走り、粘膜には強い刺激を与えます。しかし、草津白根山湯釜のようなpH 1前後の強酸性水の場合、皮膚の炎症や化学火傷を引き起こし、目に入れば角膜損傷の恐れがあります。遊泳は極めて危険であり、絶対に避けてください。

Q2:世界で最も酸性度が高い湖はどこですか?
A2:世界最高峰の酸性度を誇る湖沼として国際的に知られているのは、インドネシアのジャワ島にある「カワイジェン火山」の火口湖です。pHは0.1〜0.5前後を記録し、超高濃度の硫酸と塩酸が混ざり合っています。日本国内においては、草津白根山の「湯釜」がpH 1.0前後を記録しており、常時湛水している天然湖沼としては世界でも指折りの強酸性湖です。

Q3:酸性化した田沢湖や中性化が進む猪苗代湖の魚は、元通りに戻るのでしょうか?
A3:田沢湖では長期にわたり石灰による中和事業が継続されていますが、莫大な水量を完全に中和し、かつての固有種が生息できる原生態系へ戻すには気の遠くなるような年月とコストを要します。一方、猪苗代湖では中性化に伴う水質悪化を防ぐため、水草の刈り取りや流入有機物の削減といった新たな対策が進められています。一度バランスが崩れた大規模湖沼の環境を人間の手で元の状態へ戻すことは、極めて困難を極めます。

森 瞳
著者

森 瞳

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