編集部では、市内各地の店舗レジ前や商店街での利用実態を調査し、SNS上のリアルタイム投稿や地域コミュニティ(5ちゃんねる、Yahoo!知恵袋、地域口コミ等)の検証を行いました。現場の証言からは、アプリの利便性に対する満足感と同時に、デジタル決済特有の生々しい摩擦が浮き彫りになっています。
那覇市第一牧志公設市場周辺の飲食関係者は次のように実情を語ります。
「観光客だけでなく地元の常連さんがなはんちゅPayを使ってくれるのは大歓迎。ただ、高齢のお客様のなかには、中小専用券がどこで使えるのか画面操作に戸惑う方も少なくない。うちのような個人店側も、QRコードの読み取り不良や通信遅延が起きないようピーク時のWi-Fi環境には神経を使っている」
一方、市内のファミリー層からは、家計節約の実感に満ちた声が寄せられています。
「サンエーの食品売り場で共通券を使い切り、余った中小専用券は近所の個人経営のパン屋や惣菜店、クリーニング店でコツコツ使っている。これまで入ったことのなかった路地裏の八百屋に行くきっかけになり、結果的に食費が浮いた」(30代・那覇市在住会社員)
ネット上の口コミ分析では、「プレミアム率のおかげで実質2割引き以上の恩恵がある」と好意的な意見が約7割を占める一方、通信トラブルやレジでの二重スキャンを巡るクレームが散見されます。特に夕方の混雑時間帯における大手スーパーのレジでは、アプリの起動遅延が後続客のプレッシャーになるなど、運用面での小さなストレスが利用者の生の声として記録されています。