コードギアス「オレンジ」の真相|蔑称から忠義の騎士への軌跡

コードギアス「オレンジ」の真相|蔑称から忠義の騎士への軌跡

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『R2』第12〜13話のトウキョウ租界での戦闘において、ジェレミアは暗殺者としてルルーシュと直接対峙します。ギアスキャンセラーによってルルーシュを追い詰めたジェレミアは、刃を交える寸前、なぜ祖国と父皇帝を裏切ってゼロとして戦うのか、その動機を問い質しました。

そこでルルーシュの口から語られた「母(マリアンヌ皇妃)の仇を討つため」という真実に、ジェレミアの態度は一変します。

実は、若き日のジェレミアが初めて就いた任務こそが「アリエスの離宮」におけるマリアンヌ皇妃の警護でした。当時、暗殺を阻止できず皇妃を守りきれなかった悔恨は、彼の心に生涯癒えない深い傷(トラウマ)として刻まれていたのです。彼が掲げていた純血派としての思想も、歪んだエリート意識ではなく「二度と主君を失わないための強固な軍隊を作りたい」という悲痛な忠誠心の裏返しでした。

敬愛するマリアンヌの遺児がルルーシュであったと知った瞬間、ジェレミアは膝をつき、渾身の叫びを響かせます。

「オール・ハイル・ルルーシュ!」

かつて自分を地獄へと突き落とした元凶に対し、過去の怨恨をすべて捨て去り、絶対の忠誠を誓ったこの瞬間、ジェレミアは嘲笑される道化から「真の騎士」へと覚醒しました。声を担当した声優・成田剣氏の魂を揺さぶる重厚な怪演も相まって、このシーンはコードギアス屈指の胸熱な名場面として語り継がれています。

山下 哲也
著者

山下 哲也

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。