四国の戦争遺跡が語る衝撃の真相とは?紫電改や掩体壕の見学地を徹底解説

四国の戦争遺跡が語る衝撃の真相とは?紫電改や掩体壕の見学地を徹底解説

四国の戦争遺跡が語る衝撃の真相とは?紫電改や掩体壕の見学地を徹底解説について徹底解説いたします。詳細な分析をお届けします。

香川県善通寺市にある陸上自衛隊善通寺駐屯地内には、重厚な洋風木造建築「乃木館(旧陸軍第11師団司令部庁舎)」が保存されています。1898年に初代師団長として乃木希典中将が着任した歴史を持ち、明治から太平洋戦争終結に至る四国の陸軍中枢としての役割を担いました。

乃木館の内部には、乃木希典の執務室が当時のまま保存されているほか、日露戦争から大東亜戦争に至る貴重な軍事史料が展示されています。現役の自衛隊駐屯地内にあるため、見学には広報窓口での手続きが必要となりますが、軍都として栄えた善通寺の記憶を今に伝える第一級の近代化遺産です。

また、香川県を語る上で外せないのが1945年7月4日未明の高松空襲です。市街地の約8割が灰燼に帰し、1,300人以上の市民が命を落としました。現在、高松中央公園には「高松市戦災死没者慰霊碑」が建立されているほか、市内各所に焼け残った石柱や焦土の記憶を留めるモニュメントが点在し、歴史の教訓を静かに発信し続けています。

徳島県においては、小松島市に残る小松島海軍航空隊の遺構が注目されます。水上偵察機や飛行艇の訓練基地として開設されたこの場所には、現在も水上機を海面へ降ろすための巨大なコンクリート製スリップウェイ(斜路)や、格納庫の基礎、弾薬庫跡が残存しています。海上自衛隊小松島航空基地周辺の海岸線を歩くと、防空壕跡の開口部が護岸越しに確認でき、沿岸警備の緊張感をリアルに伝えています。

佐々木 一輝
著者

佐々木 一輝

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。