検索エンジンで「龍の瞳」と入力するとサジェストされる「まずい」というネガティブワード。調査報道とユーザーの口コミ分析を進めると、米自体の品質不良ではなく、「従来の白米と同じ手順で炊いてしまったことによる調理上の失敗」がほぼ全ての要因であることが判明しました。
龍の瞳の粒は極めて大きく、一般的な米に比べて吸水スピードが格段に速いという特性を持ちます。さらに、栄養と旨味を残すために胚芽をわずかに残した特殊精米が施されているため、通常の白米感覚で強めにゴシゴシと研いだり、規定通りの水加減で長時間浸水させたりすると、米粒の表面が崩れてデンプンが流出し、炊き上がりが「糊(のり)状のベチャついた食感」になってしまいます。
「高級米だからどんな炊き方をしても美味しくなるはず」という先入観が、適切な手順を踏まなかった際のギャップを生み、結果として「期待外れ」「美味しくない」という不満の声につながっていたのが真相です。