実際に225系Aシート車両に乗車して現場の居住性を検証しました。車内に足を踏み入れると、2列+2列の落ち着いたモケットシートが並び、特急用車両に匹敵する空間が形成されています。
特筆すべきはシートピッチが970mm確保されている点です。これは一般的な特急普通車と同等の広さであり、足を前方に伸ばしても前の座席に届かないゆとりがあります。各座席のリクライニング角度も深く、移動中に休息を取りたい層には十分なリラックス効果をもたらします。
ビジネス利用において不可欠な電源コンセント・Wi-Fi設備も万全です。コンセントは座席肘掛け部分(または壁側)に全席配置されており、PCやスマートフォンのバッテリー消費を気にする必要がありません。車内無料Wi-Fiサービス「JR-WEST FREE Wi-Fi」も提供されており、通信速度は走行エリアによって多少の揺らぎがあるものの、メール送受信やドキュメント作成、ウェブ閲覧程度であればストレスなく完結できます。大型の背面テーブルは13〜14インチクラスのノートPCを広げてもマウスを操作できるスペースが確保されています。
利用者からの評判を聞くと、「大阪から姫路までの1時間を完全にオフィス化できる」「満員電車で押しつぶされるストレスから解放されるなら600円は安すぎる」と絶賛する声が大半を占めます。一方で、「冷暖房の吹き出し口の位置によって足元が冷えることがある」「朝の米原発や姫路発ではもっと早い時間帯にも増発してほしい」といった、運用の細部や便数に対する要望も聞かれました。