検索エンジンで浮上する「ノースサファリサッポロ 死亡事故」という不穏なフレーズですが、結論から申し上げますと、開園以来死亡事故が発生した事実は一度もありません。過激な展示内容や誓約書の存在がネット上で尾ひれをつけられ、「死者が出たのではないか」という根拠のないデマや検索サジェストの暴走へと発展したのが真相です。
ただし、軽微な怪我や咬傷トラブルが皆無というわけではありません。動物との距離が極限まで近い性質上、餌やり中の指の挟み込み、小動物による引っかき傷、鳥類による突っつきといったトラブルは過去に報告されています。園内には救護室が完備されており、スタッフによる消毒や応急処置が迅速に行われる体制は整えられていますが、油断が怪我に直結する環境であることは紛れもない事実です。
また、ネット上では「動物との距離が近すぎてストレスがかかっているのではないか」「狭い檻に閉じ込められている動物がいてかわいそう」といった動物虐待や飼育環境に関する苦情・懸念の声が一部で見受けられます。これに対し園側は、動物たちの体調管理や交代制の展示シフトを導入し、専門獣医師の指導のもとで健康維持に努めていると説明しています。しかし、エンタメ性を重視したふれあい型展示と動物福祉(アニマルウェルフェア)のバランスについては、現在も来園者の価値観によって評価が大きく分かれる論点です。