インターネット上の掲示板やSNSでは、FC今治に関して実態とは異なるいくつかの先入観が見受けられます。長年クラブを取材してきた記者目線から、代表的な3つの誤解を正しくアップデートします。
第1の誤解は、「地方クラブだからスタジアム設備が簡素なのではないか」という懸念です。実際のアシックス里山スタジアムは、環境負荷を最小限に抑えた最新の木造ハイブリッド構造を採用しており、ホスピタリティラウンジやWi-Fi環境、多機能トイレなど、J1規格を視野に入れた近代的な設備基準をクリアしています。
第2の誤解は、「チケットがいつでも現地で買える」という思い込みです。先述の通り、クラブの知名度向上と独自の体験型イベントの充実により、満員御礼となる試合が増加しています。特にゴール裏の熱狂的応援エリアやメインスタンド中央席は、前売り段階で売り切れることが通例です。
第3の誤解は、「サッカーの試合がない日は何もない場所」という認識です。里山スタジアム周辺には365日常設のカフェやコミュニティスペース、農園エリアが点在しており、試合日以外にも地域住民の散歩コースやワーケーションの拠点として日常的に人々が集う設計がなされています。