軍事コミュニティ掲示板や現地居住者の生の声を取材すると、キャンプフォスターの歯科クリニックに対する評価は「立場」によって鮮明に二極化しています。
現役軍人からの評価は総じて高水準です。「設備が最新鋭で、麻酔や外科的処置のスピードが極めて速い」「親知らずの抜歯を一度のセッションで完了させ、術後のリカバリープロトコルも徹底している」といった、米軍医療ならではの合理性と高度な設備を評価する声が目立ちます。米国歯科医師免許(DDS/DMD)を持つ軍医が担当するため、北米本土と全く同じ水準の医療が受けられる点が信頼の基盤となっています。
一方で、軍人の配偶者や家族からは切実な不満も聞かれます。「家族向けの定期クリーニング予約を取ろうとしても空き枠がなく、3カ月先まで予約が埋まっている」「電話がなかなかつながらず、MHS GENESISのオンラインポータルでも枠が表示されない」といったアクセスの悪さに対する指摘です。
さらに、クリニック内には通訳やアシスタントとして日本人スタッフ(基地内雇用者)が一部在籍しているものの、常時すべてのチェアーに配置されているわけではありません。専門用語が飛び交う歯科治療において、英語が母国語ではない日本人配偶者が単独で受診した場合、治療方針やインフォームドコンセントで細かなニュアンスの食い違いが生じ、不安を感じるケースも報告されています。