一口に二日酔いといっても、現れる自覚症状は人それぞれ異なります。自分の症状パターンに合わせた的確な処方を選ぶことが、早期回復への最短ルートです。
【頭痛・ズキズキ・むくみが主症状の場合】
血管の拡張と脳浮腫(水分バランスの乱れ)が原因であるため、迷わず五苓散を選択してください。低気圧頭痛にも用いられるほど水分調整に長けており、頭の重だるさをスピーディーに解消します。
【吐き気・胸焼け・胃もたれが主症状の場合】
みぞおちのつかえ感や胃の不快感、下痢気味の症状には半夏瀉心湯(はんげしゃしんとう)が極めて有効です。胃の運動機能を正常化しつつ、粘膜の炎症を抑えて嘔気や胃もたれを鎮めます。
【激しい口の渇き・強いイライラを伴う場合】
体の熱が抜けず、冷たい水をがぶ飲みしたくなるような二日酔いには白虎加人参湯(びゃっこかにんじんとう)や黄連解毒湯が適しています。体内の過剰な熱を冷まし、失われた潤いを補う役割を果たします。