ここで寺島しのぶの家系図を俯瞰してみよう。父は七代目 尾上菊五郎、母は富司純子、弟は五代目 尾上菊之助という豪華な面々が並ぶ。さらに、親族を巡れば市川團十郎家をはじめとする歌舞伎界の重要家系とも血縁や姻戚関係で深く結びついており、まさに日本屈指の芸能家系図と言える。
この豪華すぎる血脈の中で、今最も大きな注目を集めているのが、彼女の長男である尾上眞秀(寺島眞秀)だ。フランス人実業家の父と寺島しのぶの間に生まれた彼は、日仏の文化的なバックグラウンドを持ちながら歌舞伎の世界へと飛び込んだ。初舞台以降、2026年現在も目覚ましい成長を見せており、音羽屋の未来を担う大器として観客の期待を一身に集めている。女性であるため歌舞伎の舞台に立てなかった彼女の思いが、息子の真秀を通じて音羽屋の歴史に新たな風を吹き込んでいる事実は、家系図の中でも最高にドラマチックな奇跡と言えるだろう。