長年にわたり週刊誌を賑わせてきたのが、二人の「不仲説」である。加護の活動休止や事務所契約解除という激動の最中、辻はトップタレントとしての階段を駆け上がっていった。住む世界が完全に分断された十数年。「二人は完全に絶縁した」という噂が幾度となく独り歩きした。
だが、関係者の証言はそのイメージを覆す。加護が最も孤立していた時期、辻は周囲の目を気にしながらも、共通の知人を介して体調を気遣うメッセージを送り続けていたという。言葉を交わせない年月が続いても、精神的なへその緒は切れていなかった。不仲だったのではなく、お互いを意識しすぎるあまり、メディアが求める「辻加護」という重圧から距離を置く必要があった。それが沈黙の真相だった。