Q1:松倉役を演じた俳優は誰ですか?ほかにどんな作品に出演していますか?
A1:実力派舞台俳優の酒向芳(さこう よし)です。『検察側の罪人』での怪演によってブレイクを果たした後は、映画『沈黙のパレード』やドラマ『最愛』、大河ドラマ『どうする家康』(明智光秀役)など、数々の話題作で強烈な存在感を放つ名バイプレイヤーとして活躍しています。
Q2:木村拓哉と二宮和也の共演シーンで特に見どころとされる場面は?
A2:中盤の「居酒屋で酒を酌み交わすシーン」と「ラストの別荘での対決シーン」です。居酒屋の場面では師弟としての温かい空気感が描かれますが、ラストでは互いに引き返せない一線を越えた検事同士として、氷のように冷徹な目線と張り詰めた空気のなかで対峙します。二人の距離感の変化が最大の演技的見どころです。
Q3:映画の結末で二宮和也(沖野)が最後に叫んだ理由は何ですか?
A3:最上の犯した罪を暴きながらも彼を法で裁けない無力感、司法組織そのものの矛盾、敬愛した師への失望、そして自らの中にも芽生えた狂気に対する葛藤が凝縮された叫びです。明確な言葉にできない人間の根源的な怒りと絶望を、原田監督は「叫び声」という映画的表現に託しました。
Q4:原作小説と映画版で最も大きく異なるキャラクターは誰ですか?
A4:吉高由里子が演じた橘沙穂と、平岳大が演じた丹野和樹です。橘沙穂は原作では純粋な検察事務官ですが、映画では検察の闇を暴くジャーナリスティックな裏の顔を持ちます。また丹野は、映画版特有の政治的汚職や戦争責任という重いテーマを背負わされた象徴的な改変キャラクターとなっています。