2026年現在、日本テレビ内部でもチャリティーマラソンの見直し論はかつてない現実味を帯びて議論されています。気候変動による熱中症事故の法的責任リスク、そして視聴率の漸減傾向が現場の背中を押しているためです。
放送関係者の間では、完全な企画終了(廃止)に至らないまでも、以下のような「過渡期的なフォーマット改変」が有力視されています。
- 空調管理された屋内ドーム周回方式への完全移行:日中の屋外走行を全廃し、大型ドーム施設内を周回することで、気温や天候に左右されない安全な走行環境を確保する。
- 単独走から複数人リレー・駅伝形式への転換:1人のタレントに100km超の負荷を背負わせるのをやめ、1人5〜10km程度をタスキでつなぐ負担軽減策。
- 「走る」行為からの脱却とデジタル参加型チャリティー:視聴者自身がウォーキングアプリ等で参加し、歩数に応じて協賛企業が寄付を行う分散型プラットフォームへの再設計。
番組制作陣にとっても、「タレントを真夏に走らせて感動を呼ぶ」という昭和の成功体験からいかに脱却できるかが、番組全体の存続を左右する最大の分水嶺となっています。