盛岡手づくり村の最大の醍醐味は、職人が日々腕を振るう工房の熱気を肌で感じながら、自らものづくりに没頭できる点にあります。多種多様なメニューの中でも、旅行者から圧倒的な支持を集める3大体験について、その魅力と詳細スペックを紐解きます。
第一に挙げられるのが、盛岡名物を自らの手で生地から練り上げて味わう盛岡手づくり村 冷麺づくり体験です。専用の製麺機を使って力強く押し出し、茹でたての麺に特製スープや具材をトッピングしてその場で食す体験は、大人から子どもまで大盛況となっています。所要時間は調理から実食まで含めて約40分〜50分程度。出来立てならではの強いコシと風味は、名店巡りとは一味違う感動をもたらします。
第二の定番は、わずか数分で香ばしい伝統の味を完成させる盛岡手づくり村 南部せんべい手焼き体験です。生地を専用の重厚な焼き型に挟み、囲炉裏の火の上で数十秒ごとに裏返しながら焼き上げる工程はシンプルながら熱中度が高く、予約なしでふらりと立ち寄って体験できる手軽さが魅力です。焼き上がったばかりのアツアツで柔らかい南部せんべいを頬張る瞬間は、現地を訪れた者だけの特権と言えます。
そして第三の見どころが、国の伝統的工芸品に指定されている盛岡手づくり村 南部鉄器 工房見学および鋳造関連の製作体験です。現代の名工や伝統工芸士が鉄を溶かし、型に流し込む迫力の作業風景をガラス越しではなく目の前で見学可能。工房によってはオリジナルの鉄器小物づくりや絵付け体験なども用意されており、日本のものづくりの真髄に触れる深い知的好奇心を満たしてくれます。