お酒を片手にじっくりと対話し、互いの思考を読み合う時間を過ごしたい大人やカップルには、適度な戦術性とブラフ(ハッタリ)が求められるゲームが適しています。
1. スピード(反射神経とマルチタスクの頂点)
トランプ2人対戦の代名詞とも言える「スピード」は、ターン制ではなく両者が同時にリアルタイムで手札を出すアクションゲームです。赤(ダイヤ・ハート)と黒(スペード・クラブ)に26枚ずつ山札を分け、手札4枚、台札1枚、ストックを配置して「スピード!」の掛け声とともにスタートします。
台札の数字に対して「プラス1」または「マイナス1」の数字を手札から素早く重ねていき、手札が減ったらストックから即座に補充します(KとAは繋がります)。出せるカードがなくなった場合は合図とともにストックから新しい台札をめくります。相手が狙っているカードの先回りをしつつ、自分の手元を高速で整理するマルチタスク処理能力が問われ、わずか2〜3分のプレイで驚くほどの爽快感と心地よい疲労感が得られます。
2. ジンラミー(世界三大カードゲームが誇る大人の知略戦)
チェスやバックギャモンと並び、欧米で高い知的ステータスを誇る「ジンラミー」は、2人専用に極限まで洗練されたセット収集型ゲームです。各プレイヤーに10枚の手札を配り、残りを山札、その横に捨て札置き場を作ります。
プレイヤーの目的は、手札の中で「同じ数字3〜4枚(グループ)」または「同じマークの連続した数字3枚以上(シークエンス)」のセット(メルド)を作ることです。自分のターンでは山札または捨て札の一番上から1枚引き、不要なカードを1枚捨てます。
手札の中でセットにならなかった無駄なカード(デッドウッド)の点数の合計が「10点以下」になった時点で、「ノック」を宣言してラウンドを終了させることができます。デッドウッドが0点(完全完成)の状態で上がることを「ジン」と呼び、高得点ボーナスを獲得できます。相手が捨て札置き場から何を拾ったかを記憶し、「相手が集めている役を推理して、危険なカードを抱え落ちさせるか」「早くノックして先手を打つか」という奥深い心理戦が展開されます。