高跳びのコツは助走のカーブにあり!急に跳べる人の共通点と練習法

高跳びのコツは助走のカーブにあり!急に跳べる人の共通点と練習法

高跳びのコツは助走のカーブにあり!急に跳べる人の共通点と練習法に関する深掘り解説を詳しく解説いたします。

体育の授業や陸上競技の現場を取材すると、「昨日まで跳べなかった生徒が、助走のラインを変えた途端に軽々とバーを越えていった」という光景を頻繁に目にします。この劇的な変化の裏にあるのが、走り高跳び 助走の歩数とカーブの真相です。

走り高跳び初心者の多くは、バーに向かって一直線にスピードをつけて突っ込み、バーの真下で上に向かってジャンプしようとします。しかし、これでは前方向への水平スピードがそのまま残り、身体がバーへ倒れ込んで引っかかる「突っ込み」の原因になります。高く跳ぶ選手は例外なく、直線から途中で円弧を描く「J字(J-curve)助走」を採用しています。

J字助走のメカニズムは極めて合理的です。助走前半の直線でスピードを立ち上げ、踏み切りの手前3〜5歩で内側に傾きながらカーブを疾走します。これにより身体に強力な「内傾(内側への倒れ込み)」と遠心力が発生します。そして、踏み切りの瞬間に身体を直立方向へ起こすことで、内傾の反作用と遠心力が強烈な上方向への推進力へと瞬時に変換されるのです。これが「筋力を増やしていないのに、急に跳べるようになる」物理的トリックの全貌です。

さらに重要となるのが、走り高跳び 踏み切りの位置と角度のセッティングです。助走の進入角度は、バーに対して約30度から40度の斜め方向から進入するのが理想とされています。踏み切り位置はバーの真下ではなく、バーの手前60センチから90センチ(成人であれば腕一本分程度離れた位置)が定石です。踏み切り位置が近すぎると体がバーに衝突し、遠すぎると最高到達点に達する前に身体が落下してしまいます。この「助走カーブによる内傾」と「バーから適度に離れた踏み切り位置」が噛み合った瞬間、跳躍者はまるでトランポリンで跳ね上がったかのような浮遊感を体感することになります。

佐藤 大輔
著者

佐藤 大輔

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