六番館を語る上で外せないのが、幾重にも積み重ねられた六番館の歴史です。明治・大正から昭和初期にかけて花開いた洋風建築の粋を集めて建てられたその意匠は、現代の建築技術では再現が難しい職人技の結晶と言えます。
エントランスを彩る特注のステンドグラスや、職人が一枚ずつ手彫りで仕上げたマホガニー調のウッドパネル。窓から差し込む自然光の陰影計算に至るまで、当時の最高峰の美意識が注ぎ込まれています。時代の荒波を乗り越え、幾度かの丁寧な修繕を経ながらも原型を保ち続ける姿そのものが、訪れる人々に圧倒的な説得力と安心感を与えています。