カレーのレンジ温めで爆発を防ぐ!プロ直伝の裏ワザと失敗ゼロ加熱術

カレーのレンジ温めで爆発を防ぐ!プロ直伝の裏ワザと失敗ゼロ加熱術

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電子レンジ内でカレーが激しく飛び散る現象は、単なる偶然ではなく「突沸(とっぷつ)現象」と呼ばれる物理現象が主因です。独立行政法人製品評価技術基盤機構(NITE)などの検証でも、粘度の高い液体を電子レンジで急激に加熱した際、沸点(100℃)を超えても沸騰しない「過加熱状態」に陥り、何らかの刺激が加わった瞬間に一気に気化・膨張して破裂する危険性が報告されています。

カレーは小麦粉やデンプンによる高い粘性を持ち、鍋での加熱のように自然な対流が起きません。マイクロ波がカレーの内部に浸透すると、熱の逃げ場を失った水分がルーの内部で過加熱状態になります。限界に達した水蒸気が、粘り気のある表面の膜を突き破って外部へ噴出する際、周囲のルーを巻き込んで大きな破裂音とともに庫内へ飛散します。

さらに、カレーに含まれる肉や植物油などの「油脂分」も爆発を促進する要因です。水は100℃で気化しますが、油は100℃を超えても液体のまま温度が上昇し続け、短時間で140℃〜180℃以上の超高温に達します。ルー内部で高温化した油滴が水滴と接触することで局所的な水蒸気爆発を引き起こすため、脂身の多い肉片やジャガイモなどの具材周辺から激しく飛び散る構図が生じます。

中村 さくら
著者

中村 さくら

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。