医療相談Q&Aサイト「AskDoctors」や婦人科クリニックの現場には、40代女性からの切迫した声が毎月のように寄せられています。
「41歳、生理が1週間遅れています。不妊治療でも苦労すると聞く年齢なので、外出しなら大丈夫だと油断していました。検査薬を使うのが怖くて手が震えています」(40代女性の投稿要約)
「夫から『もう歳だから妊娠しないよ』と言われ、ゴムを着けてもらえませんでした。結果的にまさかの妊娠。上の子はもう中学生で、経済的にも体力的にも産む選択肢が取れず、中絶手術を選ばざるを得ませんでした。心に深い傷が残っています」(40代主婦の手記より)
厚生労働省が公表する「衛生行政報告例」によると、日本国内における人工妊娠中絶件数のうち、40代女性の占める割合は全体の約8〜9%を推移しています。件数にして年間1万件前後もの中絶が40代で行われている現実は、決して対岸の火事ではありません。「不妊に悩む同世代が多いから、自分もできないだろう」という集団心理への過信が、無防備な性行為を許してしまう最大の要因となっています。