かつて同行の収益を激変させたシェアハウス向けなどの不正融資問題。この数年間、同行が最優先課題として取り組んできたのは、傷ついた貸出ポートフォリオの抜本的なクリーンアップだった。過大な債務に苦しむオーナーへの誠実な対応や代物弁済処理を完了させ、ハイリスクな投資用不動産融資への過度な依存から完全に脱却した。
現在の貸出金ポートフォリオを見ると、厳格な与信管理のもとで再構築された居住用住宅ローンや、健全な中小企業向け融資が主力を占める。かつての過重なリスクテイクを戒めつつ、利ざやを確保できる健全な融資先を開拓するバランス感覚が、2026年の収益基盤を強固に支えている。