床や椅子に長時間座り続けていると、無意識のうちに骨盤が後ろへ倒れる「骨盤の後傾」が発生します。骨盤が後傾すると背骨は丸まり、いわゆる猫背姿勢となって頭部の荷重(約5〜6kg)がダイレクトに腰部や首肩の筋肉へと集中します。厚生労働省の労働安全衛生調査等でも示されている通り、デスクワーカーの多くが訴える腰痛の引き金はこの不良姿勢に起因するケースが大半です。
骨盤が立つ座椅子は、カイロプラクティックや人間工学の理論を応用し、「腸骨(骨盤の上部)」を左右から包み込み、「座骨」を適切な角度で立たせる立体的なシェル構造を採用しています。背もたれに体重を預けるのではなく、座面の傾斜と背面の突起がテコの原理のように作用して骨盤を直立状態にロックするため、無駄な筋力を使わずに背骨のS字カーブが形成されます。
特に在宅勤務が定着した生活環境において、リビングのローテーブルでの作業や、既存のオフィスチェアに乗せて使える骨盤サポート座椅子は、高価な人間工学ワークチェアを導入するスペースや予算がない層から強い支持を獲得しています。