「見るに耐えない駄作」なのか、それとも「時代を先取りしすぎたカルト的名作」なのか。結論から言えば、この作品に対する評価の乖離は、視聴者がアニメに何を求めているかによって180度異なる。提示される過激な下ネタ、カートゥーン調のポップな見た目とは裏腹の毒々しい社会風刺、そして何よりストーリーの破綻すら笑いに変える強引な展開。これらに拒絶反応を示す層が「ゴミ」という過激な言葉で酷評する一方で、中毒性を感じた層からは神作と崇められているのだ。
特に近年、新規で本作に触れた若年層の視聴者からは「期待して見たものの、倫理観が崩壊していて理解できない」という困惑の声も少なくない。だが、その批判こそがまさに制作者たちの狙い通りであったとも言える。緻密に計算された不快感と爽快感のシーソーゲーム。それこそが、ただの優等生アニメには絶対に真似できない「パンスト」固有の爆発力なのだ。