高評を博したドラマシリーズ『スター・ウォーズ:アンドー』は、これまでの映画では描かれにくかった末端の官僚や平兵士の日常を容赦なく暴き出した。白い装甲服に身を包んだストームトルーパーたちも、個性を奪われた記号ではなく、過酷な労働環境と厳小なノルマに追われる肉体労働者として描かれる。
オフィスで書類仕事に追われる中堅幹部たちの保身、手柄の奪い合い、そして上層部への忖度。銀河規模の巨大組織であっても、そこで働く人間の滑稽さと悲哀は現代社会の組織病理と不気味なほど一致する。ドラマは、悪の組織の末端にある泥臭い現実を浮き彫りにした。