アスベストの見分け方を画像でプロが徹底比較!天井や壁の危険度と調査法

アスベストの見分け方を画像でプロが徹底比較!天井や壁の危険度と調査法

アスベストの見分け方を画像でプロが徹底比較!天井や壁の危険度と調査法にまつわる役立つ知識を詳しく紐解きます。

アスベストはその危険性と解体時の飛散しやすさ(発じん性)に応じて、建築基準法および大気汚染防止法によって3つのレベルに厳格に区分されています。ネットの画像検索で「アスベストらしきもの」を発見した際、それがどのレベルに該当するかによって直面するリスクの桁が完全に変わります。

もっとも危険なのが「レベル1(著しく発じん性が高い)」に分類される、吹付けアスベストの見分け方です。1970年代を中心に、ビルの地下駐車場、工場の鉄骨梁、体育館の天井、機械室などに吸音・耐火目的で大量に吹き付けられました。綿菓子を薄く吹き固めたようなモコモコとした外観を持ち、指先で軽くつまむだけで簡単に崩れて白煙のような微粒子が空気中に拡散します。レベル1の建材を無防備に削ったり吸引したりすることは、将来の中皮腫や肺がん発症リスクに直結するため、発見時は即座に立ち入りを制限しなければなりません。

続いて「レベル2(発じん性が高い)」は、配管の保温材、ボイラーの断熱材、煙突のライニング材、耐火被覆板(ケイ酸カルシウム板第2種など)が該当します。シート状や筒状に成形されているものの、衝撃や劣化によって中の繊維が容易に飛散します。ボイラー室の配管エルボ(継手)部分に包帯のように巻かれた白いパテ状の塊などは、典型的なレベル2建材の形態です。

そして一般住宅のリフォーム現場で圧倒的に遭遇頻度が高いのが「レベル3(発じん性が比較的低い)」です。スレート屋根材、サイディング外壁、ビニル床タイル(Pタイル)、化粧吸音板など、セメントや樹脂で強固に固められたアスベスト含有建材一覧の多くがここに含まれます。板状に固まっているため、通常の居住状態や経年劣化だけで空気中に大量飛散するリスクは低いものの、リフォーム時にサンダーで削る、ハンマーで叩き割るといった破砕作業を行うと、レベル1並みの高濃度粉じんが発生します。

鈴木 陽菜
著者

鈴木 陽菜

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