ネット上の考察やSNSで散見される鬼道有人に関する言説の中には、明確な誤解や事実誤認がいくつか存在します。
最も多い誤解が、「帝国学園時代は影山に洗脳されて悪事に手を染めていた」というものです。実際には洗脳などは一切されておらず、鬼道は影山の手法に強い不審と嫌悪感を抱きながらも、妹との約束を果たすために自らの意志で結果を追い求めていました。鉄骨落下事件の際も、事前に察知して円堂たちに警告を与え、正々堂々とした勝負を望んでいたのが真実です。
もう一つの盲点は、「大人編で帝国学園総帥になったのは、影山の後釜になりたかったから」という曲解です。前述の通り、これはフィフスセクターによる管理サッカーを内部から壊滅させるための命がけのレジスタンス活動であり、影山への憧憬から地位を求めたわけではありません。鬼道は終生、影山という巨影と戦い、その呪縛を誇り高いサッカーへと昇華させ続けた開拓者なのです。