インド独走と日本の順位急落、世界人口の激変が招く地政学危機

インド独走と日本の順位急落、世界人口の激変が招く地政学危機

インド独走と日本の順位急落、世界人口の激変が招く地政学危機の全体像を分かりやすくまとめてご紹介します。

首位の座を確固たるものにしたインドの勢いは止まらない。人口14億4000万人を突破したこの南アジアの大国は、豊富な若年層を原動力とする圧倒的な「人口ボーナス」の黄金期を謳歌している。巨大な内需市場とIT・製造業の爆発的な成長力は、世界中の投資マネーを吸い寄せる磁石となった。街に溢れる若者たちの熱気は、21世紀がインドの世紀であることを無言のうちに物語る。

対照的なのが中国の急激な失速だ。半世紀に及んだ人口抑制策の傷痕は深く、歴史的な減少局面から抜け出せない。生産年齢人口の急減と高齢化のダブルパンチは、工場の稼働率から不動産市場の停滞に至るまで、あらゆるマクロ経済指標に暗い影を落とし始めている。アジアの二大巨頭によるこの劇的な交差は、世界のサプライチェーンと軍事バランスの再編を否応なく加速させている。

佐藤 大輔
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佐藤 大輔

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