ビーズモチーフで球体を作る基本原理は、2本のテグス先端をビーズの中で交差させる「交差編み(8の字編み)」の連続にあります。平面的にビーズを繋ぐのではなく、隣り合う輪(リング)同士が一定の角度を持って引き締められることで、自然と内側に湾曲して立体化していく物理構造を持っています。
球体形成において最も重要なのがビーズボールのテグス通し方です。右手のテグスと左手のテグスが常にどの位置関係にあるかを把握し、指定されたビーズの中で「右から左」「左から右」へとすれ違わせるように通すことで、均等な張力が中心に向かって働きます。このテンションが均一でない場合、球体は一方向に引っ張られて歪んでしまいます。
また、使用する素材によっても扱いやすさは大きく異なります。初心者の練習用には摩擦抵抗が適度にあり滑りにくいアクリルビーズのボールレシピが最適です。一方、艶やかで高級感のあるパールビーズのボール作り方では、塗膜の滑りやすさを考慮してテグスの引き締めを小まめにロックする意識が求められます。極小の丸小ビーズのボール作り方に挑む場合は、テグスがビーズ穴を2〜3回通過できる細さ(2号以下)を選定することが構造破綻を防ぐ絶対条件となります。