大手リサーチ企業が2025年末に実施した20代〜50代の男女1,200名を対象とする意識調査によると、「現在、プライベートで本音を包み隠さず話せる親友がいるか」という設問に対し、実に43.2%が「1人もいない」と回答しました。年代別で見ると、30代後半〜40代でその数値はピークに達し、過半数近い48.6%に跳ね上がります。
SNSやネット掲示板(知恵袋、ガールズちゃんねる、Xなど)を定点観測すると、当事者たちの切実なつぶやきが溢れています。
「結婚、出産、キャリアの差がついた途端、昔の友達と会話が噛み合わなくなった。生活水準が違うと、気を遣いすぎて疲れる」(30代女性)
「誰かと飲みに行っても、結局は仕事の愚痴か上辺の趣味トーク。LINEの未読が溜まるたびに億劫になる」(40代男性)
「いざ自分が体調を崩して入院したとき、お見舞いや心配のメッセージをくれたのは家族だけだった。自分のこれまでの交友関係は何だったのかと虚しくなった」(20代後半男性)
これらの声から浮かび上がる本当の友達がいない理由は、本人の社交性の欠如ではありません。ライフステージの乖離、過度な気配りによる精神疲労、そして「誰かと繋がっていないと不安」という焦燥感から希薄な人間関係を乱立させてしまった結果、真の絆を育むエネルギーが枯渇している実態が浮き彫りとなっています。