取材班が両店に幾度となく足を運び、現場の客層やオペレーション、SNS・掲示板等に寄せられる生の声(一次証言)を精査したところ、ガイドブックには書かれない興味深い実態が浮き彫りになりました。
まず、中目黒駅から徒歩数分の路地にそびえる鉄筋打ち放ちの塔、聖林館です。螺旋階段を登って客席へ向かう空間は、スチームパンクの潜水艦を思わせる独自の世界観。ここでの聖林館中目黒メニューは極めて潔く、ピッツァは「マリナーラ(トマトソース、ニンニク、オレガノ)」と「マルゲリータ(トマトソース、モッツァレラ、バジル)」のわずか2種類しか存在しません。
「3種類目のピッツァを置くくらいなら、この2つの完成度を突き詰める」と公言して憚らない現場の熱気。運ばれてくる一枚は、不揃いに隆起した焦げ目が絶妙な苦味を生み出し、底面まで均一に火が入りながらも内部には驚異的な水分量がキープされています。ユーザーのレビューでも「これまで食べていたピザとは全くの別物」「塩気の効いた生地自体の旨さに言葉を失った」と絶賛される一方、店内は薄暗く席間がややタイトなため、ベビーカーを伴うファミリー層や静寂のラグジュアリーを好む層からは「階段がきつい」「長居する雰囲気ではない」という指摘も散見されます。
対する「ダ・イーサ」は、山手通り沿いにオープンな店構えを誇り、本場ナポリの大衆食堂にワープしたかのような喧騒が魅力です。オーナーのカピト(職人長)である山本氏が、目の前の薪窯へ次々と素早い手さばきでピッツァを滑り込ませていきます。現地イタリアで手に入りそうな調料缶やトロフィーが無造作に並ぶフロアには、常に笑い声が溢れています。
実態検証として見逃せないのが、中目黒ピザ行列待ち時間のシビアさです。特に週末のランチタイムは、開店予定の30分前にはすでに20人前後の列が形成され、ピークタイムには1時間以上の待機が日常茶飯事となっています。ダ・イーサ中目黒予約に関してはディナータイムの事前ネット受付や電話予約枠が存在しますが、好みの時間帯は数週間前から埋まってしまうケースが多く、飛び込みの場合は時間帯を14時過ぎや17時台前半へとずらす戦略的な立ち回りが求められます。