レイヤーカットの結び方で最も重要なのは、「短い毛が落ちてくることを逆手にとって、計算されたおくれ毛に変える」という発想の転換です。
まず、低めの位置(ゴールデンポイントよりやや下)でひとつ結びを作る際、サイドやトップのレイヤーを無理にゴムの中へ押し込んではいけません。あらかじめ「こめかみ」「もみあげ」「襟足の角」の3箇所から、指先ひとつまみ分(約5〜10本程度)の毛束を意図的に引き出しておきます。
その後、結び目を片手で押さえながら、トップと耳の上の毛束を細かく等間隔に引き出して立体感を作ります。最後に、残したおくれ毛に対してストレートアイロンで緩やかなS字カールをつけ、少量のスタイリング剤(バーム)を指先で馴染ませて束感を強調すれば、オフィスでも浮かない洗練された大人のまとめ髪が完成します。