ジャニーズ所属という誤った風評をよそに、長男の慈英さんは全く異なる過酷なクラシックバレエの舞台で確固たる実績を積み上げてきました。
慈英さんがバレエと出会ったのは幼少期の頃です。母・知念里奈さんの舞台を間近で鑑賞し、身体一つで感情を劇的に表現する舞台芸術の凄みに魅了されたことがきっかけでした。国内の名門バレエ教室で基礎を叩き込まれた慈英さんは、早い段階から卓越した跳躍力と柔軟性、そして舞台上でひときわ目を引く気品ある存在感を発揮していました。
その後、国内外のコンクールで入賞を重ねた慈英さんは、世界最高峰のバレエ教育機関として名高い英国ロイヤル・バレエ・スクール(The Royal Ballet School)をはじめとする欧州名門校への留学機会を勝ち取ります。ロイヤル・バレエ・スクールは、世界中から選りすぐられたトップクラスのダンサー候補生が集まる場所であり、入学倍率は数百倍にも達します。単に容姿や身体能力が優れているだけでなく、厳しい解剖学的基準や音楽性の審査をクリアした者だけが入学を許される狭き門です。
海外留学中の生活は、日本の芸能界のような華やかさとは対極にある極めてストイックなものでした。毎朝過酷なバーレッスンから始まり、解剖学やコンテンポラリーダンスの理論を学び、夜は自炊をしながら身体のメンテナンスに努める日々。知念里奈さんも当時の取材やインタビューで「親の手が届かない異国の地で、怪我の恐怖や言葉の壁と一人で戦っている息子の姿には胸が締め付けられる」と吐露しつつも、決して過干渉にならず遠方から信じて見守る姿勢を貫いていました。
慈英さんは2026年現在、名門校での研鑽を経て国際的な舞台に立ち、プロのクラシックバレエダンサーとしてのキャリアを力強く前進させています。親の七光りを一切利用せず、自らの肉体と技術のみで道を切り拓いたその経歴は、日本の舞台関係者の間でも高く評価されています。