松岡修造という名を世界に轟かせた最大の舞台が、テニスの聖地で開催された1995年ウィンブルドン選手権です。この大会で彼は破竹の勢いで勝ち上がり、1933年の佐藤次郎氏以来、実に日本人男子として62年ぶりとなるウィンブルドンベスト8進出を成し遂げました。
4回戦でマイケル・ジョイス選手を破り、勝利が決まった瞬間にコートへ大の字に倒れ込んで雄叫びを上げたシーンは、日本スポーツ史に残る名場面として語り継がれています。
準々決勝では、当時世界最強を誇り芝の王者と呼ばれたピート・サンプラス選手と激突。第1セットをタイブレークの末に先取(7-6)し、絶対王者を本気で慌てさせる大善戦を演じました。最終的に1-3で敗れはしたものの、世界中のメディアが「日本のビッグサーバーがサンプラスを追い詰めた」と絶賛。日本人が芝のサーフェスで世界トップと堂々戦えることを証明した瞬間でした。