新生児と目が合わないのはなぜ?小児科医が明かす視覚発達の真実と誤解

新生児と目が合わないのはなぜ?小児科医が明かす視覚発達の真実と誤解

新生児と目が合わないのはなぜ?小児科医が明かす視覚発達の真実と誤解についての最新情報を徹底解説します。

赤ちゃんの視覚発達を穏やかに促し、安心して触れ合うためには、赤ちゃんの見え方の特性に合わせた環境づくりが重要です。無理に視線を合わせようとストレスを感じる必要はありませんが、以下の工夫を取り入れることで、赤ちゃんの注目を引きやすくなります。

第一に、距離を20〜25cmに保つことです。赤ちゃんを腕に抱いた状態で、大人の顔を赤ちゃんの正面約25cmの位置に持っていきます。遠すぎても近すぎても焦点が合わないため、授乳の姿勢や、膝の上に赤ちゃんを仰向けに乗せて語りかける距離感が最も適しています。

第二に、顔の動きはゆっくりと大きくすることです。新生児期から生後1〜2ヶ月の赤ちゃんは、素早い動きを追うことができません。赤ちゃんの視界の正面に自分の顔を合わせたら、すぐに動かさず、数秒間じっと待ってみてください。そこから「あー」「うー」と優しい抑揚をつけて声を出しながら、頭をゆっくりと左右に数センチ動かしてみると、赤ちゃんが一生懸命に輪郭を捉えようとする様子が観察できます。

第三に、コントラストの高い視覚刺激を活用することです。原色や幾何学模様、太い黒白のストライプや渦巻きが描かれた「新生児向け知育絵本」や「モビール」を視界に入れてあげると、視覚を司る脳細胞への良い刺激となります。ただし、赤ちゃんは刺激を受け続けるとすぐに脳が疲弊してしまうため、視線をそらしたり、あくびをしたり、泣き出したりした場合は「刺激過多のサイン」と捉え、静かに休ませてあげることが賢明です。

中川 明日香
著者

中川 明日香

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。