ネンブツダイを美味しく食べるための最大のハードルは、「サイズが小さいため数が釣れた際の下処理に手間がかかる」という点にあります。この課題を解消するには、釣り場での初動と、包丁を極力使わない効率的なネンブツダイの下処理のコツを押さえることが不可欠です。
まず現場での鮮度保持として、釣れたらバケツに放置せず、海水を入れた氷水に即座に投入するネンブツダイの持ち帰り時の氷締めを徹底します。これにより身の締まりが保たれ、内臓の自己消化による臭み発生を防ぎます。
自宅での調理時は、以下の手順で簡単なウロコ取りと内臓除去をスピーディーに行います。
- ペットボトルのキャップでウロコを除去:専用のウロコ引きを使うと身を傷つけやすいため、ペットボトルのキャップの縁を尾から頭に向かって滑らせます。ウロコが飛び散らず、わずか数秒で綺麗に剥がれます。
- キッチンバサミで頭と内臓を一括処理:エラの後ろから斜めにハサミを入れ、背骨を切断した後に頭を引っ張ると、内臓が頭と一緒にきれいに引き抜けます。
- 流水と歯ブラシで血合いを洗浄:腹腔内に残った黒い薄膜と背骨沿いの血合いを、流水下で使い古しの清潔な歯ブラシや指先で素早く洗い流し、キッチンペーパーで水気を徹底的に拭き取ります。