筆者が実際の電話占い利用者や対面鑑定のリピーター、そして現役の占い師複数名に対して実施した直接取材から、恋愛占術の「現場のリアル」を抽出しました。
取材に応じたベテラン鑑定師のA氏は、相談者の心理状態について次のように語ります。
「復縁や不倫の相談にいらっしゃる方の9割は、傷つきすぎて精神的に極限状態です。そんな時に必要なのは、未来予知ではなく『心の止血作業』なのです。相手がどう思っているかをタロットで開きながら、まずはご自身が呼吸を取り戻し、相手への執着を手放す手助けをします。自立したエネルギーを取り戻した瞬間に、不思議と相手から連絡が来るケースが後を絶ちません」
また、実際に1年半の音信不通から復縁を果たした相談者Bさん(30代・会社員)は、自著のような詳細な記録ノートを見せながらこう証言しました。
「占いを信じ切って祈るだけだった時期は全く進展しませんでした。しかし、ある先生から『今は相手があなたを忘れたい時期。あなた自身が生活を立て直し、資格勉強でもして自立しなさい』と厳しく指摘され、連絡を絶って自分磨きに集中したところ、1年後に向こうから『最近どうしてる?』と連絡が入りました。占いは相手を動かす道具ではなく、自分自身の弱さと向き合うためのカウンセリングだったと今なら分かります」