「夜中に手の強烈なしびれで目が覚める」。これは手根管症候群の典型的な症状です。人は寝ている間、無意識に手首を内側に折り曲げる癖があります。手首が屈曲すると手根管内の圧力が跳ね上がり、神経を激しく圧迫するのです。
この問題を解決する即効性の高い手段が、就寝時の「ナイトスプリント(手首固定装具)」の装着です。市販の手首用サポーターでも代用できます。手首をまっすぐ(約0度〜10度程度の軽度背屈)に保ったまま固定して眠るだけで、夜間の神経圧迫を劇的に防ぐことができます。海外のエビデンスでも、初期の症状緩和において薬物療法と同等以上の成果が報告されています。