酸素ボンベ残量計算の公式&早見表|搬送時の酸素切れを防ぐ現場の鉄則

酸素ボンベ残量計算の公式&早見表|搬送時の酸素切れを防ぐ現場の鉄則

酸素ボンベ残量計算の公式&早見表|搬送時の酸素切れを防ぐ現場の鉄則の総合ガイドをご紹介します。専門的な知識がチェックできます。

Q1:酸素ボンベのバルブを開けたとき、どこを見れば現在の圧力が分かりますか?
A1:ボンベ上部に取り付けられたレギュレーター(減圧弁)にある「圧力計(丸いメーター)」の指針を確認します。通常、目盛りに「MPa」または「×100kPa」「kgf/cm²」と記載されています。バルブをゆっくり回して開栓すると、指針が跳ね上がり現在の内圧を表示します。指針が14.7MPa付近(緑色の範囲)にあれば満充填です。

Q2:小児や在宅医療で使われる小型ボンベでも同じ計算式が使えますか?
A2:はい、全く同じ計算式が適用できます。「内容積(L)× 圧力(MPa)× 10 ÷ 流量(L/分)」の公式は、高圧ガス容器全般に共通する物理法則に基づいています。ただし、在宅用やポータブル用のボンベは容器内容積が「1.0L」や「1.5L」など小さく設計されているケースが多いため、ボンベの側面に刻印または記載されている「容器内容積(VまたはV=◯L)」の数値を必ず確認して式に当てはめてください。

Q3:酸素ボンベを開栓するとき、バルブを全開にしたあと「少し戻す」のはなぜですか?
A3:バルブを限界まで強く全開にしたまま放置すると、高圧がかかり続けてバルブが固着し、緊急時に手で閉められなくなる恐れがあるためです。また、次に操作するスタッフが「開いているのか閉まっているのか」を判別できず、誤認してさらに無理な力で開けようとして破損させる事故を防ぐ目的もあります。バルブを開ける際は、最後まで回した後に「半回転(1/4〜1/2回転)戻す」のが医療安全上の標準手順です。

鈴木 陽菜
著者

鈴木 陽菜

暮らしを豊かにする便利アイテムや時短アイデアを中心に、実用的な情報をお届けします。