新築プランの作成時、多くの人が「南向きリビングで明るい大開口」「庭と一体になった開放的な空間」を思い描きます。ところが、注文住宅で道路側リビングの間取りで失敗したと振り返るオーナーの多くは、図面上の日当たりばかりに気を取られ、道路を歩く通行人や車内からの視界を立体的にシミュレーションできていなかった傾向があります。
SNSや住宅系コミュニティでも、「外からの視線をシャットアウトしようとしたら、一日中シャッターや厚手カーテンを閉め切る生活になり、何のための大窓だったのかわからない」というネットの反応が数多く見られます。道路と室内の床面には高低差があるため、歩行者の目線(地上約1.5〜1.6メートル)と、リビングでソファに座っている人の目線(床から約0.9〜1.1メートル)の交錯を正確に把握した上で、道路沿いのリビングにおける視線対策を講じることが不可欠です。