彼女たちが駆け抜けた軌跡は、まさに光と影が交錯するドラマそのものでした。2001年8月にリリースされた3rdシングル『secret base 〜君がくれたもの〜』は売上約90万枚の大ヒットを記録。当時、中高生だった彼女たちは「バンドル(バンド+アイドル)」という新たなジャンルを切り拓き、日本有線大賞最優秀新人賞など数々の栄冠を手にしました。
しかし、若くして浴びたスポットライトは過酷な代償を伴いました。2003年末にはバンドの支柱だった初代リーダー・TAKAYOが脱退。後任としてTOMOKAが加入し活動を継続したものの、2005年、高校を卒業したドラムのMIZUHOが「自分の将来を見つめ直したい」と引退を申し出ます。「MIZUHOのいないZONEは考えられない」というメンバー全員の一致した想いから、2005年4月、日本武道館でのライブを最後にグループは一度ピリオドを打ちました。
それから6年後の2011年。楽曲の歌詞にある「10年後の8月 また出会えるのを信じて」という約束を果たすかのように、東日本大震災のチャリティーを目的として期間限定の再結成を発表。しかし、TOMOKAの体調悪化による離脱、そして2013年のMIYUの契約解除という想定外の事態が続き、残されたMAIKOが一人でファンイベントを行い、事実上の幕引きを行うという切ない結末を迎えました。