オリジナルチキンは、1羽の鶏を「サイ(2)」「ドラム(2)」「リブ(2)」「ウイング(2)」「キール(1)」の計9ピースに切り分けて調理されます。それぞれの部位が持つ個性と魅力を掘り下げます。
1. サイ(腰):脂がのった最大のボリュームスター
鶏の腰部分に位置するサイは、5部位の中で最も大きく肉厚です。中心に太い大腿骨があり、丸みのある三角形の形状をしています。黒いレバー状の腎臓(背骨の裏側にある内臓)が付いていることもあり、これが独特のコクと深みを与えます。ジューシーな脂身が好きな方にとって、まさに「大当たり」と感じられる主役級ピースです。
2. ドラム(脚):弾力のある肉質と抜群の食べやすさ
いわゆる「チキンレッグ」と呼ばれる下腿部です。骨を持ってかぶりつくことができるため、手を汚さずに食べ進められるのが最大の特徴。よく動かす筋肉であるため肉質に引き締まった弾力があり、赤身肉ならではの濃厚な味わいと皮のパリッとした食感のコントラストが楽しめます。
3. リブ(あばら):旨味の宝庫としゃぶりつくす歓び
あばら骨周辺の肉で、白身(ムネ肉寄りのあっさりした部分)と、骨まわりに付いたコクのある肉の両方を併せ持つ部位です。細い小骨が多く敬遠されることもありますが、骨の隙間に詰まった肉には脂と肉汁が凝縮されており、骨を1本ずつ外しながらしゃぶるように食べるのが通の流儀です。
4. ウイング(手羽):コラーゲンたっぷりで濃厚なスパイス感
手羽元と手羽先からなるウイングは、サイズこそ最も小ぶりですが、引き締まった身質とコラーゲン質の皮が絶妙に絡み合います。肉に対する衣の表面積比率が高いため、カーネル・サンダース秘伝の「11種類のハーブ&スパイス」を最もダイレクトに感じられる部位でもあります。
5. キール(胸):しっとり上品なヘルシーピース
鶏の喉から胸にかけての部位で、脂身が少なくさっぱりとした肉質が特徴です。中央に舟形の軟骨があり、この軟骨はコリコリとした食感でそのまま食べることができます。脂っこいものが苦手な層や、カロリーを抑えつつ良質なタンパク質を摂取したい健康志向のユーザーから強い愛着を持たれています。