手足が極端に短く、重心が不安定な卵型の怪物を、違和感なく激しいアクション劇の中で動かすことは、当時のアニメーション映画業界における技術的挑戦でもあった。ユニバーサル・ピクチャーズの配給網を通じて世界へ放たれたその映像美は、質感から重量感に至るまで計算し尽くされており、CG表現の新たな地平を切り開いた。
滑らかで硬質な卵殻のリアルさと、そこに浮かび上がる豊かで生々しい表情。時として不気味の谷をかすめるそのビジュアルは、童話由来の軽妙さを保ちつつも、どこかダークファンタジーの重厚な影を落としている。コミカルさとグロテスクさの絶妙なバランスこそが、観る者の視線を釘付けにして離さない最大の要因だ。