下処理を終えたら、いよいよシロップで煮詰めていきます。ここで最も重要なのが夏みかんピールにおける砂糖の割合です。甘さ控えめにしたいからと砂糖を極端に減らすと、保存性が失われるだけでなく、ツヤと弾力のないボソボソとした食感に仕上がってしまいます。
失敗を防ぐためのベストな配合は、下処理前の皮の正味重量に対して「80%〜100%」です。長期保存や艶やかなグラサージュを目指すなら100%、果実のビター感を際立たせるなら80%が適量です。
【失敗しない煮詰め方の手順】
鍋に水気をしっかり切った皮と、皮がひたひたに浸かる程度の水、そして計量した砂糖の「半量」を入れて中火にかけます。最初から全量を入れず、沸騰したら落とし蓋をして弱火で15分煮ます。その後、残りの砂糖を2回に分けて加え、煮汁が鍋底にわずかに残る程度(泡が大きくなり照りが出る状態)まで、焦げ付かないよう弱火でゆっくり煮詰めます。