芸能史を振り返ると、LINE画面の露出が世論を決定づけ、タレント活動を大きく左右した事例がいくつも存在します。文字だけの報道と異なり、本人のアイコンや生々しい言葉遣いが視覚的に突きつけられるインパクトは絶大でした。
2016年に世間を席巻した人気女性タレントとロックバンドのボーカルによる不倫騒動は、その最たる例です。報道直前に交わされた「センテンス スプリング」という特徴的なフレーズを含むトーク画面が紙面に掲載され、当初の釈明会見の信憑性を完全に打ち砕く結果となりました。この事件を境に、「LINE画面=言い逃れのできない証拠」という認識が世間に定着しました。
その後も、若手人気俳優が舞台関係者と交わしたプライベートな愚痴、アイドルグループ所属メンバーのファンとの私的交流、大御所タレントのハラスメント疑惑に至るまで、様々な経緯でトーク画面が明るみに出ています。流出したトークの文脈からは、当事者同士の力関係や水面下での駆け引きが浮き彫りになり、一度流出したイメージを回復するには数年単位の時間を要することが通例となっています。