大塚愛の離婚をめぐっては、ネット上で一部の誤った言説や偏見が独り歩きした経緯があります。その筆頭が「大塚愛が強硬な姿勢を取ったことが原因で、人気ヒップホップグループ・RIP SLYMEが活動休止に追い込まれた」という責任転嫁の論調です。しかし、客観的な事実関係を整理すれば、この主張が完全な誤解であることは明白です。
RIP SLYMEの活動休止理由の本質は、元夫SU自身の重大なコンプライアンス違反と、それに伴うグループ運営体制の崩壊にあります。2017年の不倫報道以降、SUはグループのスポンサー企業や出演イベントに対する配慮から活動自粛を余儀なくされました。さらに、当時の所属事務所(田辺エージェンシー)との専属契約解除や、2018年10月のグループ公式サイト閉鎖に至った背景には、SU単独の不貞問題のみならず、メンバー間の金銭管理や方向性をめぐる長年の確執が存在していたことが関係各所の取材で判明しています。
家庭を脅かされた被害者である大塚愛に対して「夫のグループのキャリアを配慮すべきだった」と求める論理は、典型的なセカンドビクティム(二次被害)の構造です。大塚愛は配偶者としての義務を怠ったわけではなく、母子の安全を守るための正当防衛として離婚を選択したに過ぎません。グループの失速は、ひとえにプロフェッショナルとしての危機管理を怠ったSU自身の自業自得であり、因果関係をすり替えてはなりません。